村田製作所

調査日: 2026-02-22

会社概要

項目 内容
会社名 株式会社村田製作所(Murata Manufacturing Co., Ltd.)
設立 1950年12月23日(創業は1944年)
代表取締役社長 中島規巨
本社所在地 京都府長岡京市東神足1丁目10番1号
資本金 694億円
売上高 1兆7,434億円(2025年3月期)
営業利益 2,797億円(2025年3月期)
従業員数 10,865人(単体)/ 72,572人(連結)(2025年3月末)
連結子会社数 82社
事業内容 セラミックスをベースとした電子部品の研究開発・製造・販売

主要製品

製品カテゴリ 概要 世界シェア
積層セラミックコンデンサ(MLCC) 電気を蓄え流れを整える超小型部品。スマホ1台に約1,000個搭載 約40%(小型・高信頼性品は50%超)
Wi-Fiモジュール 無線LAN通信モジュール 約60%(トップ)
EMI除去フィルタ 電磁干渉ノイズ除去 約35%(トップ)
セラミック発振子(セラロック) 電子回路のクロック信号源 約70%(トップ)
ショックセンサ 衝撃検知。ノートPC HDD向けはほぼ独占 約95%
樹脂多層基板(MetroCirc) 高周波基板。スマホ向け主力 トップクラス
チップインダクタ ノイズ除去・電圧変換用コイル トップクラス
パワーモジュール AIサーバー向け電源。2026年量産開始予定 参入段階

グループ会社一覧

主要国内子会社

会社 本拠地 従業員数 備考
福井村田製作所 福井県越前市 約5,500人 MLCC、ノイズ対策製品の開発・生産
出雲村田製作所 島根県出雲市 約3,000人 MLCC主力生産拠点
岡山村田製作所 岡山県瀬戸内市 約2,200人 セラミック電子部品の製造
金津村田製作所 福井県あわら市 約300人 高周波デバイス・モジュール

主要海外拠点

会社 本拠地 備考
Murata Electronics North America 米国 北米地域統括・販売
Murata Electronics Europe オランダ 欧州地域統括
村田(中国)投資有限公司 中国 中国地域統括
Philippine Manufacturing Co. of Murata フィリピン MLCC生産。2025年10月に新生産棟竣工
Murata Manufacturing (India)(予定) インド 2026年度本格稼働予定

業績

2025年3月期(通期)

指標 実績 前年比
売上収益 1兆7,434億円 +6.3%
営業利益 2,797億円 +29.8%
当期純利益 2,338億円 +29.3%

2026年3月期の見通し

指標 予想 前年比
売上収益 1兆8,000億円 +3.2%
営業利益 2,700億円 -3.5%(Resonantのれん減損438億円の影響)
当期純利益 2,200億円 -5.9%

売上は増収見通し。設備投資は前期比約5割増の2,700億円規模で、AI・データセンター関連への投資を加速。

経営戦略

中期方針2027(2025〜2027年度)

  • 2027年度目標: 売上収益2兆円以上、営業利益率18%以上
  • 2030年度目標: 売上収益2.5兆円以上、営業利益率20%以上
  • AI需要による約10%の上振れポテンシャルを見込む

重点領域

AIサーバー・データセンター向け

  • 高容量MLCC(静電容量2倍の新型品)を量産中
  • パワーモジュールを2026年から量産開始、2年で500億円の販売目標
  • 需要は供給能力の約2倍。値上げも議論開始

車載(モビリティ)向け

  • EV・ADAS向けに高信頼性・大容量MLCCの需要拡大

5G・6G通信向け

  • 6G対応の中空構造基板を開発中(損失3割減)

グローバル生産体制

  • フィリピン新工場(2025年10月竣工)、インド新工場(2026年度稼働予定)
  • 地政学リスク分散とインド・ASEAN市場の需要取り込み

最新動向

時期 内容
2025年7月 AIサーバー向け静電容量2倍のMLCC量産開始
2025年10月 フィリピン新生産棟竣工。通期売上予想を上方修正
2025年12月 AIサーバー電源向けパワーモジュールの2026年量産開始を発表
2026年2月 Q3決算でResonantのれん減損438億円を計上。営業利益予想を下方修正
2026年2月 データセンター向けMLCCの値上げ議論開始を表明
2026年2月 インド初の生産拠点を2026年度に稼働予定と発表

参考リンク

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